近況報告 vol.99

ホームカミングデー
OBの仲前信治さん パラリンピックを語る

2016年度のホームカミングデーが外大祭2日目の10月29日、中宮キャンパスで開かれた。午前11時からマルチメディアホールで同窓会総会があり、卒業生や家族ら約330人が参加した。総会の後、外国語学部英米語学科を1997年に卒業した公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会大会準備運営第一局パラリンピック統括部パラリンピック統括課長の仲前信治さんが「輝く同窓生――国際交流の現場から――」と題して講演。障がい者スポーツとの関わりやパラリンピックへの思いなどを語った。午後からは、厚生南館食堂で懇親会があり、軽食や飲み物を囲んで思い出話に花を咲かせた。また、総会に先立って、関西支部の総会がICCホールで開かれた。

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▲ 330人が参加したホームカミングデー。同窓会総会はマルチメディアホールで開催

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▲ 懇親会ではサークルの仲間たちが集まり、思い出話に花を咲かせた

同窓会総会には、関東、中部、関西各支部の役員も出席。司会の本学FBS放送局・北山美咲さん(外国語学部英米語学科4年)が役員を紹介し、学歌斉唱で始まった。海外出張中の同窓会名誉会長、谷本榮子理事長のメッセージを廣本和司・同窓会長(短期大学部教授)が代読。メッセージは、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックで本学卒業生2人が大活躍したことを紹介し、「昨年の創学70周年に続いて、今年は大学開設50周年を迎え、2年連続のメモリアルイヤーを迎えました。2年後の春には新キャンパスが開学しますが、大学力の向上、魅力アップには同窓会の協力が不可欠です」と呼びかける内容だった。

総会の議事では、阿江九美子副会長がパワーポイントを使って事業報告。遠藤幸治幹事長(学生部事務部長)の報告した「平成27年度決算報告」「平成28年度予算案」も原案通り承認された。

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▲ パラリンピックへの思いを語る仲前信治さん

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▲ 車いすマラソン世界チャンピオンから結婚祝いというエピソードも紹介

続いて、仲前さんの講演が自己紹介から始まった。仲前さんは大分県出身。陸上競技の長距離に取り組んでいたため、本学にはスポーツ推薦で外国語学部英米語学科に合格。海外協定校が多いので、留学も視野に入れていたが、クラブで主務に抜擢されたため留学をあきらめたという。その分、中前さんの学年から始まったIESのクラスで、留学体験と同様の語学力を身に付けたという。

大分合同新聞に記者職で就職し、入社式では新入社員を代表してあいさつしたほどだったが、警察回りなどの職務が性に合わず、使用期間中に退職。その後しばらくして、大分の障がい者施設に再就職し、国際業務やスポーツと関わるようになった。「国際大会の大分車いすマラソンでは、2004年に世界記録保持者のチャンピオンから結婚祝いをもらったこともある」というエピソードを紹介。2007年に上京し、知人の紹介もあって日本パラリンピック委員会に転身。北京、ロンドンでのパラリンピックを経て、2013年9月、IOC総会で2020年東京五輪が決定した際には、現地に派遣され、会場から少し離れた待機場所でモニターを見て、歓喜の涙を流したという。

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▲ 会場には、東京パラリンピック協賛の旗も飾られた

ロンドン、リオのパラリンピックは本学卒業生の北浦春香さんが出場したが、中前さんは「身近にパラリンピアンがいるので、彼らのスポーツにもっともっと親しんでほしい」と呼びかけ、両パラリンピックで組織委員会などが制作したPR用の動画を流して、理解を求めた。オリンピックとパラリンピックの種目の違いなどを説明した後、「究極のゴールは、障がい者にとってインクルーシブな社会を作り出すことです」と語り、東京パラリンピックを史上最高の大会にするために、「親子三代共通の関心事にしてください」と締めくくった。

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