吉崎 悠輝 氏

吉崎 悠輝 氏

「DIVERSITY」こそが外大の魅力

 学生時代に特に力を入れたのが、2回生の時にスタートしたBusiness Study Group(BSG)での活動です。外大のプログラム(Business Preview Program)を受講していた学生の中から有志が集まり、ビジネス関連の勉強会や、その成果を発表する場としてプレゼンテーションのイベントを行いました。

 放課後にメンバーで集まりミーティングをしたこと、イベントの準備に追われたこと、意見をぶつけ合ったこと、とにかく色々ありましたが、全てが楽しい思い出となったことは間違いありません。でも、そんな中で一際印象深いのが、テーマとして全員で取り組んだ「外大ブランディング(外大をいかにブランドとして魅力づけるか)」ではないでしょうか。事前に学内で学生にアンケートを行い、分析を重ね、「DIVERSITY=多様性」こそが外大の魅力ではないかとの結論に至りました。これは、語学を通じ「何を学ぶか、何に活かすか」次第で様々な将来に繋がるということです。業界・業種・職種によらず、国内外の様々なフィールドで活躍する外大卒業生の現状は、まさに外大の魅力だと感じます。

 このような思い出を共有する当時のメンバー達とは、卒業した今でも強い絆で結ばれており、最高の仲間となりました。

上手に話すことよりも、決して上手ではなくても自分の気持ちを伝えること

 学生時代は留学も経験しました。留学の1学期目、大学の付属機関であるESL Program(English as a Second Language Program)で英語教育を受講した際には、アジア、ヨーロッパ、南米と世界中から集まった英語を母国語としない学生も多数いました。そんな環境の中で、慣れない英語を用いて自分の意見をしっかりと述べる同級生の姿を見て、はじめから上手に話すことよりも、決して上手ではなくても自分の気持ちを伝えることが大切なんだということに気づかされました。このことがきっかけとなり、その後は自分から積極的に発言できるようになりました。この時の意識の変化が、現在の自分に繋がっているのは間違いありません。

 さらに、2学期目に入る際には、受講したいマーケティング関係の授業が単位の関係で受講出来ないことがありました。折角の留学の機会、どうしても受講したいという思いから、教授のもとへ数日間通い続けました。最初は相手にしてもらえませんでしたが、何度もトライすることで顔を覚えてもらうことが出来、結果的に聴講生として受講を認めてもらうことが出来ました。その授業はレベルが高く、難しいものでしたが、自分の思いを叶えるために、しっかりと意思を伝えることの大切さを学びました。

 留学中には、ルームメイトを含め、サウジアラビア人学生との出会いが多く、一緒にサッカーをしたり、遊びに行ったりする中で、互いの文化の理解も深めることができました。また、修了式等の式典で彼らが身につけていた民族衣装であるトーブを見たのもこの時が初めてでした。今では、このトーブに携わるようになり、なんだか「縁」のようなものを感じています。

 出会った友人、お世話になった方々、大阪での一人暮らし、留学…。外大での全ての経験が、余すことなく今の自分に繋がっていると感じます。国際的な環境が用意されていることのみならず、日本全国各地から学生が集まることも非常に面白かったですね。また、卒業してからの結びつきも強いと感じます。

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Made in Japanの持つ魅力

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(※1)トーブ
男性が着用する白色を中心とする民族衣装。女性が着用する黒色の衣装はアバヤという。

 卒業後は航空会社での勤務を経て、その後、現職へ転職致しました。海外とつながる仕事で活躍したいと考えたことがきっかけです。今の会社が、努力次第で海外へ行くチャンスを早期に得ることが出来る環境であったこと、中でも以前から興味があった中近東地域を担当できるというのが魅力的でした。現在は、海外営業として主にサウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートなどの中近東民族衣装向けの生地の販売を担当しています。 また、商談のため年に4~5回、それぞれ2~3週間程度、中近東地域へ出張をしています。

 中近東地域との商談で、Made in Japanの持つ魅力を改めて知りました。 実は、民族衣装「トーブ」(※1)に使用される生地のうち、日本製の生地が一番の評価を受けており、ステータスとして認知されています。これは、過去数十年に渡り、同地域に高品質の製品を供給し続け、人々の信頼を得てきた先人の皆様の努力の賜物です。さらに、これらの生地は私の出身である北陸で作られることも多く、入社当時は自分の身近な地域が遠く中東と結びついていたということに驚きました。多くの方々の手によって生み出された生地を現地の顧客へ紹介するということに誇りを持つと同時に、Made in Japanの商品販売に携わる一員として、責任を持って日々の業務に当たっています。

 長年にわたり信頼を得てきた日本製の生地に、さらに大きな信頼を得られるよう尽力致します。今後は、中近東に加え、他の新しい市場でも「何が求められているか」という要望・希望を敏感に感じ取り、自分たちにしかできない新たなサービスを提案できる商社マンになりたいと考えています。

外大での4年間があったからこそ今の私があると実感しています

 今の私があるのは、外大での4年間があったからこそだと感じています。外大に入学する前までは、外国語でのコミュニケーションの経験は全くありませんでした。現在、中東の人々の生活に携わる仕事につき、日々仕事をする中で、改めて大学時代の4年間の有難さを感じました。私にとっては、大きく世界を広げることができた4年間です。

 今後も、外大卒業生の一員として、支えていただいた皆様、また外大で出会った友人への感謝を胸に、日々努力していく所存です。

掲載:平成27年2月

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