窪田 俊輔 氏

窪田 俊輔 氏

思わず熱くなった仲間との議論

学生時代、特に力を入れたことといえば、3・4回生の時に選択したマーケティングに関するゼミでの活動だと思います。中でも、活動の一環として、若者のビール離れについて「何故、若者がビールから離れているのか」「どのようなビールを造れば若者はビールに戻ってくるのか」というテーマに基づき、ある企業様に発表させていただく機会をいただいたことがありました。その時、発表に向けて仲間とぶつかり合いながらも、一つのプレゼンテーションに仕上げたことが、特に印象深い経験となりました。

ゼミの有志メンバーが集まり、放課後や講義の無い日にも関わらず、全員が予定を調整しながら学内でのアンケート調査、実際のビールの試飲(と称する飲み会もあり、本当に楽しかった)、発表内容に関するディスカッション、プレゼンテーション資料の作成、発表の練習、そして実際の発表と、今考えただけでも実際に働く現場で役立つことばかりでした。メンバーの中には、ビールを飲める人も飲めない人もいましたが、異なる意見を持つ仲間との議論は、時には喧嘩になりそうなくらい熱を帯びることもありました。今でも本当に良い思い出になっています。

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米国ユタ州立大学への約1年間の留学

関西外大へは、「絶対に何らかの形で留学する」という明確な目標と共に入学しました。やはり、関西外大の一番と言って良い魅力は、充実した留学制度にあると思います。と、偉そうなことを言っていますが、実は、私の生まれて始めての海外経験となる留学時は、空港から大学へのバスに乗るために話した言葉が通じずあたふたしたものです。この時の経験は、恐らく一生忘れないと思います。

留学中の一番の思い出は、何と言っても現地で知り合った仲間と、車で周辺の国立公園巡りをしたことです。周辺といっても片道4~5時間は当たり前ですので、広大な自然を目の当たりにした時は、長旅の疲れが一気に吹き飛んだことをよく覚えています。

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卒業後の働く意識向上に繋がった在学時の授業

講座名はもう忘れてしまいましたが、2回生の時に受講したTOEICに関するクラスが今の自分に本当に役立っています。TOEICの点数を上げることが主目的の授業であったことはもちろん(実際、おかげさまで当時目標としていた点数を勝ち取ることができました)でしたが、当時の先生はご自身の経験談を踏まえた上で、我々が社会に出た後のことも念頭においた話を色々としてくださいました。海外経験も無い青臭い私のような学生には刺激的で、留学・TOEICに向けた勉強のモチベーション向上に繋がりました。単位取得のために受講したのは2回生のみでしたが、結局、留学中を除く3・4回生でも聴講を自ら申し出ました。3年連続で当時の先生の経験談に耳を傾けたことは、卒業後の働く意識向上に繋がったと確信しています。当時授業で使っていたCDは、9年間経った今でも一部のフレーズは口をついて出てくる位に聞き込みました。その授業で使われていたテキストやCDといった教材は、現在の生活にも役立つフレーズが満載で、今でも大切に持っています。

会議で発言しない人は会議に出席する必要がない

2008年3月に関西外大を卒業後、現職の東京本社に入社しました。現職を選んだ理由は大きく3つありました。まず、第一に、 「外大卒」「留学経験」を生かしたいということもあり、確実に海外事業に携われる職業であることが第一優先だったこと。次に、日本メーカーが作った物理的な"モノ(完成品)"を海外に広げていく仕事がしたかったこと。そして最後は、住宅建築現場、道路建設現場などで使用される人々の暮らしの根幹部分に関わるモノを製造していたことです。入社後は、念願の海外営業部に配属となり、以来4年間、アジア・オセアニア地域営業担当として従事しました。入社5年目となる2012年4月から、各種建築/建設現場・DIYユーザーなどに使われる電動工具等を販売するオーストラリア販売現地法人に駐在となり、駐在生活も今年で4年目に入りました。現在は、International Product Managerとして主に弊社工場への発注/調達業務といった販売現場と本社との橋渡し役を担っています。

オーストラリアに来てから、会議では何かを必ず発言する(でなければ出席する意味が無い)こと、また、事前の根回しなどはなく、出来る限り会議の場で物事を決めていくことが当たり前になっているところが、日本と大きく違うと感じました。毎月、月初に営業担当・マーケティング担当・調達担当・現法マネジメント層が一同に会する会議があるのですが、参加者全員が自分の意見をぶつけ合います。私はその状況に倣い、個人的にその会議をパワーミーティングと呼んでいるのですが、色んな立場の人間が意見をぶつけ合って物事を決めていくさまは、事前承認、根回しの多い日本ではあまり頻繁には見られない光景なのではないかと思います。

もちろん、私もそこで在庫をコントロールする調達の立場で意見を述べます。そのためには、日々、他部署の人間とのコミュニケーションを密にして各現場で何が起こっているのか把握しておくこと、日々の販売データは常に頭に入れておくこと、本社の製品開発状況など必要となる情報を常にアップデートしておくことを心がけています。

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一国の現地法人経営を任せられる様な立場を目指して

一国の現地法人経営を任せられる現地法人社長をめざします。そのために求められるものは、営業・マーケティング・財務/経理・人事/総務など多方面の経営知識はもちろん、対人関係の構築や決断力など、一言では言い表せない究極的なものだと思います。日々の業務にまい進しつつ、このような資質を身につけていくのは難しいですが、目標に向かって精進していきたいと思います。

何にでも喰らいついていく精神を

私はお世辞にも海外経験が豊富という訳ではありませんでした。でも、どこでどう巡り巡ってチャンスが訪れるかは誰にも分かりません。自分がそうありたいと願っていても、今のような形で海外に出られる機会はなかなか巡って来るものではないと思います。後輩である皆さんたちには、チャンスが巡ってきた時には逃さず、なかなか巡ってこないとしても現状に腐ったり焦ったりすることなく、ただ、立ち止まって自らの進むべき方向を時には考えながら、まずは何にでも喰らいついていってほしいと思います。

掲載:平成27年11月

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