2018.07.05(木)

金沢で北陸地区初の同窓会 情緒あふれる純数寄屋造りの会場で親交を深める

 北陸地区に住む同窓生を中心に親睦を深めようと、関西外大同窓会中部支部が5月26日、北陸地区で初となる同窓会を石川県金沢市で開きました。地元の石川や福井、富山からの21人を含む、同窓生43人が参加。観光業に携わる卒業生同士がこの会を通して知り合うなど、同窓生の輪がさらに広がりました。希望者は翌27日、ゴルフコンペや金沢観光を楽しみました。
同窓生の輪が大きく広がった、初開催の「北陸地区懇親会」
▲同窓生の輪が大きく広がった、初開催の「北陸地区懇親会」
地元石川県から参加した第一期生の岡田彰洋さん
▲地元石川県から参加した第一期生の岡田彰洋さん
 同窓会の会場は、築100年になる純数寄屋造りの「割烹魚常」。開会に当たり、藤木英幸・同窓会会長は、北陸地区での開催は新庄哲三・中部支部長、岸田茂・中部支部副支部長をはじめとする中部支部同窓会の強い要望で実現したと紹介しました。

 懇親会は、第一期生の岡田彰洋さんのあいさつで、午後6時からスタート。深江亨・中部支部幹事と戸谷由加子・ワーキングスタッフが息のあった司会で懇親会を盛り上げる中、魚が自慢の懐石料理を楽しみながら、同窓生らは親交を深めました。

 続いて、伊藤道明・中部支部副支部長と横田譲治・中部支部幹事が、お楽しみのクイズタイムを開催。関西外大と北陸にちなんだ4択クイズが出されました。「昨年度の関西外大受験者の内、福井、石川、富山の3県の受験生の割合は?」「金沢の伝統料理『治部煮』。名前の由来には諸説あるが、治部煮と関係のない人物は誰?」など、テーブルごとに知恵を絞りました。
テーブルごとにチームとなり、豪華景品をめざし4択クイズに挑みました
▲テーブルごとにチームとなり、豪華景品をめざし4択クイズに挑みました
1問ごとに歓声があがりました。
▲1問ごとに歓声があがりました。
 石川県在住の同窓生を代表して、浦上光太郎さん、仙台謙三さん、北口義一さんが一言ずつあいさつをしました。石川県観光戦略推進部 国際観光課 課長の北口さんは、歴史や文化の重みを体感できる金沢は、観光名所を「歩いて回ることができる都市」と紹介し、さらに多くの海外からの旅行者に訪れてもらえるよう、観光の仕事に力を注ぎたいと話しました。
金箔生産量が日本一の金沢 「金箔入り入浴剤」を手に入れた笑顔の同窓生
▲金箔生産量が日本一の金沢 「金箔入り入浴剤」を手に入れた笑顔の同窓生
左から北口義一さん、浦上光太郎さん、仙台謙三さん。石川県在住の同窓生を代表してあいさつ
▲左から北口義一さん、浦上光太郎さん、仙台謙三さん。石川県在住の同窓生を代表してあいさつ
 また、母校の歩みと現在の姿を知ってもらおうと、白黒写真の懐かしい昭和の頃の関西外大から、4月に開学した御殿山キャンパス・グローバルタウンまでを、稲増哲・中部支部筆頭副支部長が映像で紹介。卒業生らは自身の学生時代から発展していく母校の様子に感心していました。

 閉会のあいさつで岸田茂・中部支部副支部長は、3年間住んだ第2の故郷・金沢で同窓会を開催できてとても嬉しい。同窓会の活動が今後とも活発化していくよう、地元の皆さんにキーになっていただければありがたいと話しました。金沢での同窓会はアットホームな雰囲気の中で開催され、同窓会北陸支部の設立に向けた礎となりました。

 同窓会初参加の吉田朱里さんは、和倉温泉加賀屋で働き始めて3年目、インバウンド課で日々奮闘しています。「名古屋や福井の卒業生ともお話ができました。また、金沢で観光に携わっている先輩方に会えて嬉しかった」と笑顔を見せました。

 吉田さんが知り合った先輩の1人、小島久枝さんはホテル日航金沢のチーフコンシェルジュ。フランスで発足したコンシェルジュのネットワーク「レ・クレドール」のメンバーで、会員条件を満たさないと入会が認められないこの組織の、日本ではわずか31人のメンバーの1人です。小島さんは「同窓会に外大出身とは知らなかった知人がいて驚きました。この場で会えて楽しかったです」と話し、母校でホテル業界をめざす多くの後輩たちに向け「プロ意識を持ち、一人ひとりの個性を生かして世の中に貢献してほしい」と、期待を寄せました。
ドローン映像で御殿山キャンパス・グローバルタウンを紹介
▲ドローン映像で御殿山キャンパス・グローバルタウンを紹介
2日目にはゴルフコンペや、金沢観光を楽しみました
▲2日目にはゴルフコンペや、金沢観光を楽しみました
 同窓会中部支部は、観光バスを用意し名古屋周辺からも金沢での同窓会に参加しやすいよう企画しました。金沢で宿泊した翌日、希望者は片山津ゴルフ倶楽部での「第5回ゴルフコンペ」や、自由散策の金沢観光を楽しみました。