2021.03.29(月)
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学位記授与式の1日目が挙行されました。大学院/英語キャリア学部/外国語学部

 2020年度の学位記授与式が3月13日に始まりました。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加者数を制限し、2日間にわたり計5回に分散して行われます。13日は午前中に大学院、英語キャリア学部、外国語学部英米語学科の一部とスペイン語学科、午後には外国語学部英米語学科の授与式がありました。英語国際学部と短期大学部の授与式は14日に挙行されます。

 今年度の卒業生は、大学院10人、学部2758人、短期大学部785人の計3553人。学歌の斉唱に続いて、大庭幸男学長から総代に学位記が手渡されました。大学院では、博士後期課程を修了した大橋香苗さんと劉巍さんに博士学位記が授与され、博士前期課程を修了した8人を代表して、総代の川口尚毅さんに修士学位記が手渡されました。

 142人が卒業する英語キャリア学部では、江良佳那子さんと小学校教員コースの内田華子さんが総代として学位記を授与されました。江良さんは「4年間に勉強を投げ出したい、やめたいと思ったこともありましたが、卒業することができて幸せです。この経験を胸に社会の荒波をくぐりぬけていきます」と話していました。また内田さんは「大変なことが多かったけれど、学びや出会いに恵まれて幸せな気持ちでいっぱいです。みんなそれぞれの道で輝いていってほしいと思います」と喜びをかみしめていました。
参加者数を制限して分散開催されました
▲参加者数を制限して分散開催されました
総代の江良佳那子さん
▲総代の江良佳那子さん
総代の内田華子さん
▲総代の内田華子さん
総代の日比野里奈さん
▲総代の日比野里奈さん
 1772人が卒業する外国語学部では、英米語学科の日比野里奈さんとスペイン語学科の岡本マリアさんが総代を務めました。日比野さんは「Super IES の1期生で1年生でアラバマ大学のプログラムを受けました。難しくて心が折れかけましたが、友人や家族のおかげで卒業できました」と感激していました。また、岡本さんは「19歳までスペインにいて日本語を学ぶために日本に来ました。初めて登校した時は卒業できるのかと不安でしたが、先生や友人のおかげで少しずつ慣れて4年間を過ごすことができました」と話していました。

 授与に続いて大庭学長が式辞を述べました。
総代の岡本マリアさん
▲総代の岡本マリアさん
式辞を述べる大庭学長
▲式辞を述べる大庭学長
 卒業生が学んだこの数年間は、本学の飛躍の時期であった一方で、この1年間のコロナ禍が象徴するように波乱の時代だったと振り返りました。そして「逆境を経験することで人間は強くなるものです」とし、イギリスの思想家のトーマス・カーライルの「逆境とは天が自分の宝石を磨くときに使うダイヤの粉塵のことだ」との言葉を引き、「硬いものを磨き込んでいく場合は、その素材より硬いもので磨かねばなりません。同様に自分の人格が宝石だとすれば逆境とは人格を磨き成長させるダイヤのようなものだと言っています」としました。「皆さんもコロナ禍を〝素晴らしいダイヤ〟として捉え、それを存分に活用して人格を成長させてほしいと願っています」とはなむけの言葉を贈りました。

 また、英語キャリア学部の5人、外国語学部の17人に成績優秀賞が授与されました。

 このあと、卒業生はそれぞれのクラスに分かれて、一人ひとり、学位記を手渡されました。
それぞれのクラスに分かれて学位記を受け取りました
▲それぞれのクラスに分かれて学位記を受け取りました
正門での記念撮影に列ができました
▲正門での記念撮影に列ができました