2021.05.19(水)
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創部55年・ESSのOBOG会が「歴代パンフレット(Annual Report)」を近く、同会のHPで公開します

 創部55年を迎えるESS(英語研究会)のOBOG会「EFEL会」が、半世紀近くにわたって発刊を続けた歴代パンフレット(Annual Report)の収集・編集作業を進めています。関西外大の歴史を振り返る貴重な資料として、EFEL会の公式ホームページ( http://efel.pupu.jp/ )で近く公開するとともに、大学への寄贈を決めました。

 関西外大ESSは1966年の外国語学部の開設とともに創部しました。歴代パンフレットは毎年、学園祭に合わせて発刊し、1年間の活動報告のほか、國弘正雄さんや松本道弘さんといった著名人からの寄稿を掲載しました。

 1967年の創刊号では、当時の谷本多加子学長が枕草子の言葉を引用して英語で祝辞を贈り、谷本貞人副学長の励ましの言葉を掲載しています。ディスカッション、文学、政治経済、英語劇、通訳ガイドなどのセクション別に英語でまとめられた報告からは、当時の外大生の英語学修への意気込みや、教員の熱意、社会世相までが感じ取ることができます。
ESSの歴史をたどることができる歴代パンフレット
▲ESSの歴史をたどることができる歴代パンフレット
創刊号の巻頭部分には当時の谷本多加子学長、貞人副学長の言葉が掲載されています
▲創刊号の巻頭部分には当時の谷本多加子学長、貞人副学長の言葉が掲載されています
 歴代パンフレットは2014年に発刊した第48号まで確認されており、現在30冊が集まっています。第2号など残りの18冊はOBOGに声をかけて収集中です。

 EFEL会の水野明洋会長(1978年卒業)は「私が部長を務めた1976年は部員が250人。英語を話せるというだけではなく、英語で何を学んでいくかという時代になっていました」と現役時代を振り返り、「谷本多加子先生や貞人先生の貴重なお言葉も残っています。散逸してわからなくなる前に全編を収集して、ホームページや大学のホームカミングデーなどで皆さんに見てもらえるようにしたいと思います」と話しています。