森 光廣 氏
- 共英製鋼株式会社
- 代表取締役社長
- 森 光廣 氏
- 1970年 外国語学部 英米語学科 卒業
社会に出る前に学んださまざまなビジネス知識
学生時代のアルバイトで得た知識や経験が、入社時に役立ったことは間違いありません。親戚の鉄工所では、設備や機械のことを知る機会がありましたし、中古車販売会社では、小切手、手形、取引先の倒産など、ビジネスの基礎知識を知ることができ、社会に出る前にいろいろと学ぶことができました。
卒業後は、中堅の鉄鋼メーカーでありながら、当時から海外事業を展開していた共栄製鋼株式会社に入社。同社に入社を決めた理由は、鉄鋼メーカーといういかにも男らしい仕事だったこともありますが、なんといっても海外で活躍できる会社だったところが大きいですね。
卒業後は、中堅の鉄鋼メーカーでありながら、当時から海外事業を展開していた共栄製鋼株式会社に入社。同社に入社を決めた理由は、鉄鋼メーカーといういかにも男らしい仕事だったこともありますが、なんといっても海外で活躍できる会社だったところが大きいですね。
常にパイオニアとして未経験の仕事に従事
入社から4年目となる1974年に海外事業部に配属され、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米などで海外投資とエンジニアリング営業に従事しました。最初の海外出張では、トランクに入れていた米ドルをロンドンのヒースロー空港で盗られるという失敗経験もありましたが、今となっては貴重な思い出です。
以来、30年以上も海外事業関係の仕事に従事してきましたが、常にパイオニアとして、ほとんど未経験の仕事をさせてもらいました。ある時は、英文での合弁契約書や技術指導契約書、事業計画書などの作成、また、ある時は、工場の建設、操業、経営等々。実力以上の仕事を任せられたのが、今の自分の血肉となっていると思います。
以来、30年以上も海外事業関係の仕事に従事してきましたが、常にパイオニアとして、ほとんど未経験の仕事をさせてもらいました。ある時は、英文での合弁契約書や技術指導契約書、事業計画書などの作成、また、ある時は、工場の建設、操業、経営等々。実力以上の仕事を任せられたのが、今の自分の血肉となっていると思います。
国内鉄鋼事業の再編への道
現在、国内鉄鋼事業の再編は、避けては通れない局面を迎えているといえます。今後、鉄筋需要が市場からなくなることも、極端に需要が減少することもないとは思いますが、少子高齢化などの諸問題を考えると、今まで以上の大きな収益を期待できないことも、また事実です。だからこそ、来るべき時に備え、常に準備をしておかなければなりません。
その準備策の一つとしてグローバル展開があげられます。当社はこれまで海外で技術指導などを積極的に行っており、現地の会社を収益の良い会社へと成長させてきた実績があります。しかし、海外進出や拠点の開設にあたっては人材の問題もあるため簡単にはいきません。その為、社内人材の育成に加えて、中途・新卒ともに採用にも積極的に力を入れていきたいと考えています。
その準備策の一つとしてグローバル展開があげられます。当社はこれまで海外で技術指導などを積極的に行っており、現地の会社を収益の良い会社へと成長させてきた実績があります。しかし、海外進出や拠点の開設にあたっては人材の問題もあるため簡単にはいきません。その為、社内人材の育成に加えて、中途・新卒ともに採用にも積極的に力を入れていきたいと考えています。
何事も勉強
言い古された表現ですが、何事も勉強だと思います。世の中、無駄なことは一つもありません。つまらないと思うことも地道にやっていれば、必ず将来何かの役に立つものです。努力を惜しまず頑張ってください。
掲載:2017年2月
掲載:2017年2月
森 光廣 (もり みつひろ)氏 プロフィール
1970年 関西外大卒業後、共英製鋼株式会社入社。1974年 海外事業部に配属。2000年 海外事業部長に就任。2004年 関西棒鋼株式会社 常務取締役に就任。2006年 共英製鋼株式会社 取締役・執行役員。枚方副事業所長。2007年 中山鋼業株式会社 常務取締役。2010年 ベトナム、ビナ・キョウエイ・スチール社 社長。2012年 ホーチミン日本商工会 会長。2015年6月より共英製鋼株式会社 代表取締役社長。
【公式ホームページ】
共英製鋼株式会社
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共英製鋼株式会社